※読む前の基本設定※

・慶たんとさっけは付き合っています(いちおう)
・二人の出会いはバイト先(カフェ)
・アニキは二人の中を取り持ってくれた恩人?です
・みんな仲良くバレンタインもバイトしています
・たぶん大学生とかそんな感じで

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214日 午後~

「おい、アイツなんとかなんねーの?」
「なにが?」
「前田だよ、前田。今日ずっとあんな感じじゃねーか。」
「…そだね。」
「そわそわして全然落ち付きないっつーか。なあ、どーなってんの?」
「どうなってるって…別にどうもこうもないけど。
「いやあれは絶対待ってるって。」
「だから何を。」
「お前からのチョコ。」
「…。」
「…用意、してきてねーの?」
「…あー、いや、あるけど。一応。」
「それなら手っとり早くぱっと渡して来ればいいじゃねーか!」
「うん・・・でも、なんかね。」
「何だよ。」
「あそこまでそわそわされると逆に渡しにくいってゆうかね…。」
「…うん、まあ、お前も苦労してんな…。」
「そう言ってもらえるだけで有難いよ…。」


214日 夜~

「はい。」
「え…何これ。」
「何これって…チョコだけど…。」
「…。」
「…ちょっと、何か反応してよ。」
「…れしい。」
「え、何?聞こえないよ?」
「…嬉しい、嬉しいありがとう佐助!!!」
「ばっ、か!急に抱きつかないでよ重たい!」
「だってもうくれないのかと思ってたんだもん!!俺、超嬉しい!!」
「あーはいはい分かったからもう離してって…!」
「ほんとにありがとう佐助!!だいすき!!!」
「…うん、ちゃんと大事に食べてよね。」

(ああもう結局この顔に弱いんだよなあ)